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不来方の日々(2893号)

思うままに書いております。最近はテレビやラジオの話が多め。

テレビ岩手3冠王。

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テレビ岩手3冠王。

テレビ岩手のサイトの中に、こんな記事がありました。
埋め込み画像への固定リンク
 
視聴率が好調なテレビ岩手。
今年の調査週全ての区分で1位だったようです。

視聴率の調査は地域によって異なります。
①一年間毎日調査する地域(民放5局地域と仙台・福島・新潟・静岡・広島)
②月のうち2週間調査する地域(①以外の3局以上民放がある地域)
③年に何度か調査する地域(民放が2局以下の地域)

岩手は②に該当します。
月に2週の調査は、4月と10月の改編期は2週目と3週目の月曜から日曜まで調査。
それ以外の月は、1週目と2週目に調査します。
なので今年の調査は12月14日(日)に終了して、結果が出たのでした。

岩手の視聴率は不完全な中での調査。
大規模なスポーツ中継も調査週でなければ数字は出ません。
年末年始の番組の視聴率もほぼ計測されません。
そんな中での数字です。
あんまりいいことを書いてませんが、簡単に言えば
岩手には毎週調査するほどの市場規模・価値がないということです。

不完全なデータではありますが、キー局の日本テレビが好調なのと
昨年まで躍進していたテレビ朝日系が飽きられてきたことが
岩手でも如実に現れています。(表中のA=IBC、B=MIT、C=IAT)
IBCは下がるところまで下がった感じで、ようやくゴールデンが前年比でプラス。
めんこいはまだまだ底が見えないようでキー局ともども迷走中。
IATはゴールデンが一番飽きられていると言う厳しい現実。
報道ステーションによってプライムは下げ幅が食い止められている悲しさ。
3局の下げた分をTVIが回収した、というのが自然な見方ですね。

TVIはなぜ強いのか。3点挙げるとすると、
①キー局の日テレが好調
②向かうところ敵なしの5きげんテレビ
③5きげんの流れを止めない夕方ニュース

①は、ゴールデンやプライムタイムの数字はもちろんのこと
朝昼の帯番組が時間帯2位以上を必ずキープしている状態です。
朝はめんこいの「めざましテレビ」「とくダネ」との勝負ですが、
めんこいは昼・午後と惨敗しているので問題なし。
昼はIBC「ひるおび」との勝負ですが、IBCは朝が壊滅的。 
勝ち続けるのも大事ですが、何より「負けない」が大事なのです。

②5きげんテレビは毎日1時間30分の生放送。
それに続くのは③夕方ニュース。局の看板と言うべき時間。
5きげんテレビは開始当初、IBCの菊池幸見アナをメインに据えた
「夕刊テレビ」なるライバル番組をぶつけられたそうですが、
大差をつけて1年半でIBCが撤退の憂き目に。
IBCのYouTuBeで当時のOPが見られますが、なんともIBCらしい作り。
芋っぽいとでも言いましょうか。学校放送のような硬さも匂います。

テレビ岩手はそれに対して「ズームイン」で培った生のノウハウ、
「どさんこワイド」や「OH!バンデス」など系列局の成功例を享受でき、
同じ情報でもやわらかいほうが見やすい、自然な流れだったんでしょうね。
番組自体は特に区切りはありませんが、視聴率を分けるために
1部(16:25-17:00)と2部(17:00-17:53)と区切られています。
1部で10%、2部は15%近くを獲得しています。他局は一桁の時間です。
2部の流れで全国ニュース、プラス1いわてと数字が下がらずにゴールデンへ。
ゴールデンで数字を上げなきゃいけない他局とは大きなアドバンテージです。

また、全国ニュースのタイトルが「リアルタイム」や「every.」と変わっても
好調だからタイトルを「プラス1」から変える必要がないってことなんでしょうね。
ニュースの顔である柴柳アナからやがて来る世代交代を意識して
10月から金曜日のキャスターを藤村アナにしてきたのも好調ゆえのいじりに見えます。

全局にいえることですが、深夜番組がしょぼいなど問題は多いですが
テレビ岩手の天下は当分続きそうですね。 
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