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不来方の日々(2893号)

思うままに書いております。最近はテレビやラジオの話が多め。

偉大だった「からくりTV」

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偉大だった「からくりTV」

土曜日に日テレ系で放送された「クイズ!?正解は出さないで」。
今田耕司MCで、お笑い芸人だけを回答者に据えて
問題の正解を出さずに、番組側が回答者を強制指名して
ボケ回答をさせるという番組でした。

内容自体は問題VTRがボケ回答を出す割には
冗長でテンポが悪かった。
ボケ続けるのであれば、正解がないような問題でも
良かったと思うくらいでした。
お笑い芸人を極限に追い込むことで生まれる笑いを
期待したのでしょうが、ここもイマイチでした。

ここで思ったのが、「さんまのスーパーからくりTV」のシステム。
問題の正解で10点がもらえるものの、
いいボケ回答には6点、惜しい回答にも6点が与えられる。 
(後付でロマンチック、バカなどもありましたが)
要はクイズ番組なのに、ボケ続けても優勝できるシステム。 
直感で当ててもいいし、ボケてもいい。
ボケが正解になることもある。
晩年はその基礎すら破壊されて見るも無残な番組になりましたが、
このシステムはお笑い怪獣の番組ならではでした。

答えのないものであれば、「IPPONグランプリ」や昔ながらの
大喜利と遜色ないものになってしまうので
ちょっと変わった攻め方をしたのでしょうが、
今回の日テレの番組には、変な縛りがあるせいで
笑いの幅が狭まってしまったのではなかろうかと
考えてしまいました。 
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